本装置の概要
- 本装置は各種ターンバーに圧力センサーを設け、浮上しているフィルムとターンバー表面間の圧力が、
- フィルムの張力に正比例する事に着目し開発された、世界初の非接触張力測定装置です。
構 成
- 機械関係:エアーターンバー、ブロワー(エアー用)、ポンプ(液中用)、サイレンサー、フィルター
- 電気関係:圧力センサー、圧力計、演算表示計、モーターインバーター
主装置
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張 力 出 力 デジタル表示 アナログ出力 4〜20mmA・1〜5V 測 定 精 度 ±1%、フルスケール(圧力センサー精度) 応 答 性 20ms以内 測定可能範囲 1〜1000N/m
製作範囲
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ターンバー幅 : 80〜1000mm / 長さ100mm~5000mm 材 質 : アルミ材(アルマイト処理)、SUS-304、SUS-316、チタン 表 面 : ステンレスワイヤー巻き、ステンレスパンチング 角 度 : 5〜180度 使用可能 温度 : 0〜400℃
用 途
- 各種フィルム、紙、金属箔、布等の非接触張力測定
- 各種板材、製品の非接触浮上重量測定
- 張力分布測定(基材幅方向)
- 多条同時非接触張力測定(スリット後等)
- 液中張力測定
- 液中張力分布測定
特 長
- 1、非接触測定
- 2、高速応答性
- 3、微小ヒステリシス
- 4、極低張力測定
- 5、小ラップ抱角度測定
- 6、並列非接触張力測定
- 7、非接触重量測定
- 8、本質安全防爆構造
- 9、高温部測定
測定原理
- 図1はエアーターンバーの断面図、図2は幅方向断面図です。
- エアーターンバーの幅方向中間部頂点に張力検出管が取付けられています。
- エアーターンバーの内部は通常0.5kPa〜10kPaの微圧〜低圧の範囲でブロワーより空気が供給されています。
- 供給される空気圧力値は基材の重量や張力によって選定されます。
- 又ブロワーによる圧縮供給空気温度も乾燥や硬化等の場合は高い温度が選定される場合もあります。
- 図2のように、エアーターンバーで基材を浮上させ張力を加えると圧力変化がおきます。
- 「導圧管→圧力センサー→調節計→演算→張力変換表示→出力→制御指示→基材張力制御→張力検出伝送部内圧変化→伝送」
- これにより電気と空気の圧力伝達系の閉ループ制御(負帰還制御)ができます。液中の場合もほぼ同様のシステムとなります。
装置構成図
応用例 1
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